またダメじゃん!私、遺伝カウンセラーを廃業せざるを得ないかどうか問題
皆さんこんにちは。
さて、ブログを立ち上げて2年が経ちました。
2年間で自分は変われたかな?
成長できたかな?
考えてみると、これを書き始め、誰かの役にたっていると実感でき初めたのは
最近のことでした。
2年もかかるんだね。。
巷で、ブログのアクセスを増やす系の記事を読むと、
みんな一気に増えているのが分かりました。
私のブログには、毎日一定数の方が見に来てくれていますが、増えることもなく、減ることもなく。
ま、私なりに細々とやっていければいいんですが。
いいね集めをしているわけではないのですが、寂しい気持ちにはやはりなりますよね。。。
2年で何があったかなー
試験に落ちて、また落ちたことぐらいかな、、
全く成長してませんね。
でも今は準備の2年なので、焦らないようにしよう!
皆さんは2年で何か挑戦したとか、成し遂げたとかありますか?
2年って短いようで、長いですよね。
長いようで短いし。
今回は2回試験に臨んだことで学んだことを書きます!
これって、誰かの役にたつんじゃないのかーーー?
と思ったので書きたいと思います!
普通は一回で受かるもんですが。。涙
今回は結構本気で勉強したし、対策したし、
受けた感覚としては「今回は受かったな。」という手ごたえもありました。
また、1年待たないといけないと思うと、ショックだし、やってきたことが報われないし、自分を否定したくなりますね。
さすがに泣きましたよ。
泣いちゃいました。
別に隠すことでもないので、インターネットという無限の宇宙にさらしますよ。。
ああ、、ブラックホールに吸い込まれたい。。
どうぞ如何様にも笑ってください、、
もう学会とかにも行きたくない!ですが、行きますよ。。
やっぱり遺伝カウンセラーとして働いてるいじょうは、研鑽をね。。
どんよーりした空気出してますが、話しかけてみてくださいね。。( ノД`)シクシク…
まず初めに、初回の試験(2018年度)はどうだったのか。
それと比べて2回目(2019年度)はどうだったのか。
そして「学び」を書いていこう。
初回(2018年)は絶望の連続でしたよ。
「ま、看護の国試ぐらいで行けるっしょ。」
という気持ちがダメだった。。
当日、
試験会場である東京女子医に到着。
部屋に入り、受験番号の席に着席。
さて、最後の見直しでもしますか。
と、余裕しゃくしゃくで
時間は経っていき、教員が部屋に入ってきた。
「はーい。では筆記用具以外直してねー」
よし、頑張るぞい!と気合を入れなおした後に、
「え、まって、まって。鉛筆忘れた。」
鉛筆を忘れたことに気づいたのである。
絶望とパニックである。
泣きたい気持ちを抑え、探したが、どうしてもない。
なんで、、、
私は阿保だ。と自責の念に駆られたが、
しかし、一本ペンを持ってきていることを思い出した!
見つけたペンはジェットストリームの3色ペンにシャーペンが合体したもの。
よし!!自分ナイス!!
これでいける!と、
シャーペンの芯を確認すると、5ミリぐらい出た。
こ、これだけか、、、、
しかし、私にとっては希望の5ミリであった。
鉛筆を貸してください!!( ノД`)シクシク…と嘆願すれば良かったのだが、
こういう時には、緊張と焦りから、そんな選択肢すら思い浮かばない状態で、
「この5ミリで勝負するしかない。」
と、勝手に鬼気迫っていた。
時間になり、「始めてください。」を合図に一斉に紙をめくる音が聞こえ、
やがてシン...とした空気。
カツカツ、、カツカツ。
と書く音が聞こえ始める。
「え、もう書き出してるの?」と筆圧音のプレッシャーにより自分を見失ってしまったので、私も記述問題から書こう!と、なぜか思い立ってしまった。
この選択が最後に響くことになるのだが。。
まず最初の学びとしては、
- まずは、筆記用具の確認をすること
- どこから問題を見るのか決めておくこと
- 周りはとにかく無視して、自分の世界に入ること
こんな当たり前の注意点を怠ったまま試験に臨んでしまった。
この時点で勝敗はついたようなものだった。
タピオカを知らずに、タピオカミルクティーの美味しさを語るようなものである。
ん。でも意外にタピオカを何か知らずにドヤドヤしている人もいるのかな?
そんな話はいいとして。
勿論、2回目の受験は鉛筆3本とシャーペン、消しゴムを準備し、もしもの時のために、会場周辺に2時間前入りした。
結果、意味なかったが( ノД`)シクシク…
記述問題には4問あった。
最初の記述問題から「副腎白質じすと、、え、副腎白質って何?分かんないんですけど。。」となりパニック。
その次のページを開いても、ガイドラインの名前と内容を答えろ!的な。
細かく覚えてねー!!涙
・・・・・・
結局、記述は覚えている限りのキーワードを右隅に書き、
最後にまとめて文章化しようと思い、選択問題に行くことにした。
その後、選択肢問題があらかた終了し、記述に帰ってきたが、
時間の迫る中で、焦りと芯の量に細心の注意。
また、記憶を呼び返すのに終止してしまい、拙い文章を並べ立てるだけに終わった。
「フっ。オワッタ。」
この時点で、落ちることを悟っていた。
2回目は、
記述を先に見てしまうと、頭の中で「え、こんなこと書かなあかんし、あれも思い出さなきゃ」と余計な情報が増え、選択肢問題に集中できないので、選択肢を終わらせてから、記述に臨むことにした。
それにしても1回目(2018年の問題)は難しかったな、、と2019年を受けて猶更感じました。
今後の難易度は予測が難しいですが、2019年の問題ぐらいの難易度が続くんではないかなと考えます。
学びとしては
- 分からない疾患が出てきても、文章をしっかり読めば、遺伝形式は薄々分かるので焦らず、何を書くことが求められているのか冷静に考えることが大切。
- 「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」と遺伝医学関連10学会による「遺伝学的検査に関するガイドライン」は十分に読み込み、どのような場面でガイドラインの考えを用いるのか。ガイドラインの内容を正確に理解・書けるようにしておくことが大切。
- 記述の文章はだらだら書くのではなく、1文章に1要点をまとめるようにして、箇条書きで書いた方がいい。
- 日ごろから倫理的課題のありそうなニュースをチェックし、4原則を考える習慣を付けよう。
そんなこんなで
選択肢問題にやってきたのだが、
これまた、絞れない問題がおおい。。
薄々知識としては知っているが、選択肢を切るぐらいの正確な知識なのかを
自分の中で迷いを生じさせる問題がとにかくおおい。
私が阿呆だからというのはあるが、それにしても分からない。
これとこれが迷っています、という印だけをつけて、後から戻ることにした。
記述をボロボロになりながら終わった時には、残り10分。
選択肢の問題を見直す箇所も多く。。
シャーペンの芯は残り1ミリ程度で
「えいや!」
で色んな選択肢を選んだことだけを覚えています。
最後の2分足らずで、全選択肢の解答を用紙に書き、終了の合図となりました。
もう最後のほうは記憶が曖昧です。
2回目の時には、
選択肢の問題は、一つ一つの問題を終えた段階で、回答用紙に書くようにして、迷った問題だけ空白にして、記述問題に取り掛かっている時に、どれだけの未回答があるのか、すぐに把握できる状態で臨んだので、焦りも無く、時間配分をできたかなと思います。
学び
- 選択肢の迷っている問題は、数と選択肢を明確にしておく
- 選択肢で迷うことの無いように、曖昧な知識の網羅より、確実な知識の数を増やす方が良い
1回目は、
ハプニングもあり、焦りとパニック、試験を解いていくことに対する作戦の無さで、見事に惨敗を喫しました。
というより、そもそも国試気分で曖昧な知識の網羅という勉強法で臨んだ自分に原因があるんですけどね。
2回目は、
正直、手応えとそれなりに勉強した自負があったので、そこまで難しくは感じませんでした。。。
「自信あるって。落ちてんじゃん。ダさ、、(笑)」
とか言われたら、泣き崩れそうです。
院を受検した時のように、結構書く練習は沢山しました。
曖昧な知識を定着させることがまず大前提だと考えましたので。
という感じで2年を振り返ったのですが、
正直、認定資格といえど、
資格なしで、「遺伝カウンセラー」として働くことは結構気持ちにどんより来るものがあります。
私は「看護師」として働いていたので、あまり感じませんが、
学会やセミナーなどに行っても、資格がないことを引け目に感じてしまうこともありました。
なんだか、自分の居場所がないのに勝手に働いているような。
自分が学会認定資格も落ちてしまう阿呆ですよと背中に書いているような気持でした。
いい気持ちではありません。
まま、そんな気持ちになりたくなければ
「勉強せいや!!せやろがい!!」ということですが。。
周りからすると、結局は他人のことなので、そこまでなんとも思っていないでしょう。
結局は被害妄想系男子っちゅうことですよ。。泣
先日、知り合いの、遺伝カウンセラーとも話をすることがありました。
辞められるそうです。遺伝カウンセラーを。
人生は自分のもので自由です。
世界の悲しいニュースや、大きな事件を見ていると、私のことなど小さな出来事です。
どうかこれ以上、自然が燃やされたり、壊されませんように。
支離滅裂ですみません。
今年の結構できたなぁという感じで受からないなら、来年も受かる気がしないので、そろそろ遺伝カウンセラーじゃない道を本格的に考えないといけないかなー。
廃業。閉店ガラガラですよ。
普通の看護師に戻るか。
やりたいことがあるので、そっちの道に進むのか。
んー、人生色々ですね。。
全員受かれば良いのですが、
試験はそうはいきませんから、
皆さん院生のうちに沢山勉強して合格されることを願っております。
下記に
知識の定着のために書けるようにしていた項目を書いておこうと思います。参考になれば。
(順不同ですし、書ききれていないです。。)
- ガイドラインの内容全般(遺伝学的検査の留意点等)
- 「次世代シークエンサーを・・・遺伝学的検査に関するガイドライン」のSFについて
- 「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」
- ゲノム医療に関する情報伝達プロセスに関する提言
- 分析的妥当性、臨床的妥当性、臨床的有用性
- カールロジャースの3原則
- ビーチャムと̴̰̃チルドレスの医療倫理4原則
- ドローターと中田洋二郎の障害受容モデル
- PGx(薬理学)のメリット・保険診療検査は
- ゲノム編集(遺伝子ノックアウト)と遺伝子組み換え(遺伝子ノックイン)の違いと倫理的課題
- タンデムマス検査
- 酵素補充療法の保険適応
- λr(相対リスク)とH2(遺伝率)、創始者効果とは
- DMDなどのベイズの定理計算
- 感度・特異度・陽性的中立などの定義と計算
- トリソミーレスキューの成り立ち、図示
- ロバートソン転座の成り立ち、分裂比率、結果、頻度
- プラダーウィリーとアンジェルマンの成り立ち、頻度、再発率、
- ミトコンドリアDNAのボトルネック
- 遺伝子発現抑制に関わるエピジェネティックな変化
- ターナー症候群を発症するメカニズム
- 女性がDMD発症するメカニズム
- 遺伝子検査方法の違いと留意点(マイクロアレイ、MLPA、メチル化、FISH、次世代など)
- 日本医学会ガイドラインの遺伝情報の特性
- 遺伝カウンセリング加算条件
- 浸透率と遺伝確率の問題
- PGDの適応
- 現在のコンパニオン診断薬の種類、違い、遺伝子変異名
- ドミナントネガティブ、ハプロサフィシャンシー
- LOH
- コンパウンドヘテロ
- タンパク質の翻訳までの流れ
- 遺伝子検査バリアントの評価・記載法・解釈について
試験の過去問は当然ですが、
他にも遺伝医学セミナーの過去問や、臨床遺伝専門医の過去問、
トンプソンの遺伝医学の問題など、知識定着後は問題をひたすら解き、
誤答箇所のなぜ間違ったのかを洗い出し、反復するという作業を繰り返していました。
ああああ、試験勉強しんどかったな。。
これをまたやるのか。つらたんですのおお。
今日も読んでくださりありがとうございました。(^^)/